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ミッドスカイニュース

No.423 MST強靭化事業 第一弾 

2020年6月18日

昨年10月の台風19号では、増水した多摩川の河川水が水門から公共下水道に逆流し、武蔵小杉地域の道路など地表まで冠水しました。

幸い当マンションでは、この逆流冠水での実被害は全くなく、事なきを得ましたが、こうした水害が来襲するリスクは否定できません。

そこで、MSTでは、①多摩川からの逆流防止のための公共基盤の整備、②マンションの水防設備の強化に取り組んできました。

①は、近隣マンションやNPO小杉駅周辺エリアマネジメントと協働し、川崎市当局に対し要望書を提出するなどしたところ、特に水門設備の改善補強については迅速かつ相応な対策が講じられることとなりました。

②は、当マンションの地下に敷設された重要設備(電気、動力等)への浸水阻止を目的とした設備設置です。しかし、一口に浸水リスクといっても被害発生の蓋然性と損害の程度、施策によるリスク軽減効果、必要経費などを考慮する必要があります。

そこで、リスク軽減とコスパを重視して、いくつかの設備増強を実施することとしました。

まず第一弾が、敷地に冠水した水(洪水、雨水を問わない)の地下流入を遮断する装置です。

規模の大きなマンションはどこでも、敷地内に降った雨水やその他外水を地下の貯水槽に一旦集め、公共下水道に放流する装置があります。しかし、降雨や地表冠水が長時間継続すると公共下水道が満水となることがあるため、マンションからの排水が困難となります。特に台風19号では、多摩川からの逆流があったため、かなり早い段階で公共下水道が満水となりました。こうした状態で、マンション地下の貯水槽への流入が続くと貯水槽が満杯となり、いずれマンホールを破ってマンションの地下構造に逆流することとなります。

MSTではこのリスクに対応するために、地表冠水の地下への流入を一時的に遮断する装置を設置しました。

このバルブは手動で簡単に開閉できるので、いざとなれば一般居住者でも操作できるのが特徴です(災害時に専門技能者が滞在しているとは限りません)。

 

昨年の台風19号で、MST周辺では8時間近く地表冠水が続いていました。今回のバルブによって、降雨や地表冠水がもっと長時間継続しても、地下への流入阻止が期待できます。

次回は、強靭化事業第2弾を紹介します。