No. 508 マンション管理組合の格付け、いよいよ開始
2022年4月26日
マンションは「管理を買え」と言いますが、いったい何を意味しているでしょう?
管理会社のサービス?共用施設の豪華さ?
違うんです。
「管理を買う」とは、マンションを購入するときは、立地や見かけだけではなく、「管理組合の質」も判断材料にすべきという意味です。
でも、管理組合の質ってそもそもわかるの?不動産仲介サイトも載っていないし。
こうした買い手の悩みの解決の一助として、国交省及び管理業界がコラボして、日本のマンション管理組合の活動を「品定め」する仕組みが完成しました。
マンション格付けは、買い手が便利になるだけではなく、管理実態の質に関する情報が仲介情報に加わることによって、売買価格に影響を与えることとなります。
売り手=オーナー目線からすれば、しっかりした管理組合ならより高く、そうでないなら「それなりの値段」で我慢することになるかも知れません。
過去30年間、マンションがたくさん建てられ、これからはマンションがダブつき気味になるとも言われています。
中古マンションの市場はレッドオーシャン化が進むといってもいいのかも知れません。
こうなると、オーナーも管理組合活動に無関心ではいられなくなりますよね。
こうした流れの中、2つの格付け制度ができあがりました。
1つは国交省が作った制度が「マンション管理認定制度」、もう1つが管理業協会が作った制度が「マンション管理適正評価制度」です。
どちらも似ていますが、管理適正評価制度は、管理の質を5段階に格付けし、見える化しているところが特徴です。
この4月一足先に、管理適正評価制度がスタートしました。対する管理認定制度は自治体ごとにまちまちで、川崎市の開始はまだ先のようです。
開始した管理適正の結果はこのサイトに掲載されています。既に、5つ星(最高格付け)を獲得したところもありますね。
マンションの質を買う時代の本格幕開けの到来。
ミッドスカイタワーは、最高格付けの取得を目指し、7月の通常総会後に申請する予定です。