No.193 多摩川スピードウェイ
2015年8月4日
ミッドスカイタワーに住んで、早いもので数年がたちました。近隣もだいぶ詳しくなったのですが、まだ知らないことも多いようです。先日ひとつ、新たな発見がありましたので報告します。
ある日曜日、気温３０℃を超える中、自転車で多摩川の川崎側沿いを、上流に向かって進んでいました。東横線の鉄橋を越えたあたりで、どうやら観客席のようなものを見つけました。（結構、広範囲にわたってあります）
＜上流方面（溝の口に向かって）＞
＜下流方面（川崎に向かって）＞
以前、プロ野球の日本ハムの練習場がこの辺りにあったことは知っていたので（川向こうは巨人の練習場でした）、その関係かと思っていましたが、家に帰って調べてみると、日本発のサーキット場（自動車やバイクのレースをするところ）のメインスタンド跡だと知ってびっくりしました。
歴史は鈴鹿サーキットや富士スピードウェイより古く、昭和11年（1936年）作られ、同年に第1回全国自動車競走大会が開催、ホンダの創始者：本田宗一郎氏も出場したそうです。その後、数々のレースが行われたものの、日中戦争・太平洋戦争が激化に伴い次第にレースは行われなくなり、戦後はオートバイのレース等に使われていましたが、レース場は廃止されてしまったようです。なお廃止された時期も定かではないとこと。
まだまだ近隣には新しい発見があるようです。