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ミッドスカイコラム

No.155 第二回MST防災デー その1

2015年3月15日

3月14日にはMST防災デーでした。

当マンションでは、約18か月に1回ごとに、防災訓練とともに、防災デーと称して、終日ベースの大きな防災イベント行い、

住民の防災意識と関心の高揚をはかっています。

前回は、2013年8月に行いました。このもようは、こちらでご覧ください。

 

第二回目の今回は、1)発災直後の住民による安否確認訓練、2)消防隊による非常階段駆け上がりの訓練競争(ステアレース)、

3)NPOエリアマネジメントの行事の「防災フェス」とをシームレスにしたところが特徴です。

1)と2)は文字通り当マンションで実施されましたし、3)の多くも当マンションの敷地又は中原市民館(当マンションの建物の一部)で行われたたため、

住民目線的にはこの3つは渾然一体のものとして体感されたものでしょう。

 

10時から11時 安否確認訓練

高さ200メートル、59層しかも外部に開放されていない内廊下構造のマンションでは、発災直後の建物の様子が極端に異なってしまいます。

まず停電を想定しますので、緊急用以外のエレベーターや各階を仕切る自動ドアが動きません。

更に、内廊下を仕切る防火扉が自動的に閉まることもあります。防火扉が閉まった姿は普段はほとんど見られないので、

初めてこの様子を見た人は誰でも、一瞬たじろぎます。

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MSTの防災訓練では、全階防火扉を閉鎖し、非日常を体験することも目的の1つとしています。

続いて、安否確認です。各階及び5階に1つにまとめたブロック階毎に、各戸の安否を確認します。

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MSTの4重の防犯システムのため、住民は普段は自分の居住階の中しか入ることはできず、フロア間の自由な往来は制限されています。

したがって、このような安否確認では、他のフロアを含めた安否情報を迅速に収集することが重要です。

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安否確認の訓練に参加する過程で、無線装置、有線電話、防災キャビネットといった各階防災設備にも触れることとなります。

超高層の建物では、無線交信は非常時にもっとも重要なコミュニケーション手段です。

いさ「本番」が発生した時に、確実に交信できるよう無線電波の伝播状況を的確に把握しておくのも、防災訓練の目的です。

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階段駆け上がりレース ステアレース

11時からは、全国の現役の消防士、警察官が参集した階段駆け上がり訓練競争です。

ステアレースは重装備を背負っての階段駆け上がりという耐久レース。

これまでは、テレビ塔やリゾート施設といった公共施設で行われていましたが、第7回目の今回は、初めて高層マンションの非常用階段を舞台に行われました。過去のステアレースの詳細はこちらをご覧ください。

万が一、このマンションで消防隊のお世話になるような非常事態が発生した場合には、ステアレースさながらの救助活動が展開されます。

その意味で、このレースは、当マンションにとっても、本番を模した救助訓練として重大な意味あいを持っています。

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レースの詳しい模様は、次回ニュースブログで報告します。

 

防災グッヅの販売

2011年以降数回にわたり、当マンション又はNPOエリアマネジメント主催で防災用品の販売会を行ってきたため、一般の防災用品の準備は各戸ともに進んでいます。

そこで、今回は各戸用の消火器と新型無臭簡易トイレに絞って販売会を行いました。

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当マンション特例価格という好条件もあってか、飛ぶように売れていました。

 

降雨体験車

「防災フェス」の目玉の1つが防災体験車でした。

マンション前のエントランスがゲリラ豪雨の舞台に変身しました。

大雨は、稀に襲ってくる地震よりも、遭遇確率は高い災害です。「1時間に300mm」という非日常体験は貴重なものでした。

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その他、防災フェスの模様は3月14日付けの「武蔵小杉ブログ」のエントリーをご覧ください。